トップメッセージ

ごあいさつ

海洋島しょ圏である沖縄は、古くより東アジアの中心に位置する地理的環境を生かし、周辺諸国との交流を通じて個性豊かな独特の文化を発展させてきました。
その文化の一つである空手は、厳しい鍛錬を通して身体を鍛えるとともに、心を磨き礼節を重んじる「平和の武」として広く普及しており、現在では、国内外に1億3千万人の愛好家を有するといわれています。
また、2020年東京オリンピックの正式種目に採用されていることもあり、空手は今後より一層発展することが期待され、同時にその発祥の地である沖縄にも注目が集まるものと考えております。
そのような状況に鑑み、私たちには、沖縄の地において大切に受け継がれてきた伝統的な技法や礼節を重んじる空手の精神性を、今後も正しく継承していく責務があるものと考えております。
これまで沖縄伝統空手道振興会では、沖縄県と一体となって、沖縄空手会館の整備をはじめ、沖縄空手国際大会、空手の日記念演武祭、沖縄空手国際セミナー等を開催し、先人から受け継がれてきた技法を保存・継承するとともに、「空手発祥の地・沖縄」を国内外に発信してまいりました。
今後とも、ユネスコ無形文化遺産登録に向けた取組みを積極的に推進するとともに、空手を通した交流人口の拡大を図るなど、将来にわたる沖縄空手の振興に向けて取り組んでまいります。 引き続き、皆様の御支援、御協力をいただきますようお願い申し上げます。

会長 玉城デニー(沖縄県知事)
会長 玉城デニー(沖縄県知事)